2013年7月5日金曜日

ExcelとWordの両方の良いところを兼ね備えたものってないのかね。

昨日の投稿だけアクセス数が10倍もあって怖い。弁護士の渡部源です。


なんでだろう。特に面白いことを書いたわけではないのに。

何これ怖い。ストーカー?ストーカーなの?ネットで集団ストーカーってどういう仕組みなの?サイバー攻撃なの?とりあえず文章がむかつくからサイバー攻撃なの?


ただ,これはどう考えてもサーバーが絶対ダウンしないアクセス数なので,とりあえず放置します。


「最近ブログの更新頻度高くないか」と思っている貴方。

大丈夫。私,自分で気がついていますから。

基本的に,このブログは,私の集中力がゼロになったときに,気分転換で書いているんですけど,実は最近忙しいんです。

ずーっとパソコンに向かってカタカタカタカタ文字をうっているんですけど,法律関係の文章って,なんか小難しいので,だんだんゲシュタルト崩壊してくるんです。

だからこのブログみたいに気楽に書ける文章は,頭のスイッチを切り替えるのに役立つし,内容も全く頭使ってないし,何より文章を読み直さなくていいし,誤字脱字がいっぱいあっても別にいいんです(言い訳)。


今日は後見のお話をしましょう。

なぜなら今,後見の報告書を泣きながら作っているからです。

「後見」って聞いたことありますか?

法律上は,「精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況」(「状況」じゃないです,「常況」ですよ,受験生の皆さん。)にある方は,ほとんどの法律的判断ができないので,代わりに法的判断をしますよ,というのが後見人です。この説明では,正確に言えば「成年後見人」です。

「未成年後見人」というのもあります。「保佐」(補佐じゃないですよ,受験生の皆さん。),「補助」というのもあります。

ここら辺の詳しい話を始めると,本が一冊書けてしまい,私は印税生活を送ることになるのでどうしましょう,そうだこうしましょう。
【裁判所|後見Q&A】
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/koken_qa/index.html

さすが裁判所ですね。私が知る限り,リンクフリーで最も詳しく制度の説明が書いてあるのは,やはり裁判所です。興味がある方は読んでみて下さい。私の事務所のホームページよりも詳しいです。

というか私の事務所のホームページには書いてありませんでした。
【渡部法律事務所|業務内容】
http://www001.upp.so-net.ne.jp/watabelaw/du_bu_fa_lu_shi_wu_suo/ye_wu_nei_rong.html

このホームページは自作です。私はネットの知識が皆無の状態からこのブログやらホームページやらを作っており,事務所のホームページもよく見ると毎日毎日細かいところが変わっていたりする,なんか怖い話にありがちな状態なので,近いうちに業務内容のページももっと充実することでしょう。


さて,後見に関する説明を裁判所のホームページに丸投げしたところで,じゃあ後は何を話すんだというわけですが,親族後見事案(ご親族が後見人になっている事案)でも,弁護士後見事案(弁護士が後見人になっている事案)でも,共通してやらなければならないことの一つに,「年に1回の財産目録の提出」があります。

簡単に言えば,ご本人の年間の収支を計算し,財産状況を裁判所に報告しなければいけないのです。

書式は,後見人に就任した際,裁判所から紙媒体の雛形をもらえるのですが,実はダウンロードもできます。
【裁判所|横浜家庭裁判所|裁判手続を利用する方へ|手続案内|後見申立等】
http://www.courts.go.jp/yokohama/saiban/tetuzuki/kasaikouken/index.html

神奈川全域は,この書式を使っていると思うので,もらった雛形をなくした方は,こちらからダウンロードして下さい。


ところで。

この年間の収支報告は,「1年に1回だからそんときやればいいや♪」と思っていると大変なことになります。

どの程度の正確さが求められているかは考え方の違いがあるかもしれませんが,私の場合,少なくとも,通帳に記載されている金銭の出し入れは全て正確に説明できなければいけないと思っています。

従って,1年分をまとめてやろうと思うと,死にます。

私自身,現在複数人の後見人をやっていますが,「人数×1年間の金銭の動き」を全部覚えていられる訳がありません。

そのため,まめに出納簿をつける必要があります。まぁこの辺は人によってやり方が多少変わってきますが,私の場合,全部Excelのデータでまとめるようにしています。

たまにお客様からの相談で,この財産目録について質問をされたりします。

まぁもちろん「まめに出納簿をつけてね」「支出で迷ったら裁判所に相談してね」としか言えないのですが,個人的にオススメなのが,こちらです。
【裁判所|東京家庭裁判所|j裁判手続を利用する方へ|後見サイト|選任後の手続】
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/koken_senningo/index.html#shorui

先程の横浜家庭裁判所の書式集は,全てPDFファイルで保存されており,これに記入するためには,PDFファイル書込みソフトを用いるか,紙に印刷して手書きするしかありません。

そうすると,1年分の出納簿電卓でたたいて書くから計算ミスが生じたり,Excelで出納簿をつけていても,いちいち書き直さなければいけないので非常にめんどくさいです。

この点,東京家裁の書式は,PDFファイルだけでなくExcelとWordでもダウンロードできるようになっており,少しパソコンを使える人なら,断然作業効率が上がります。

なお,書式がちょっと横浜家裁管内のものと異なっておりますが,私はあまりそういうのは気にしないタイプなので,ガンガン使っています。

要は,「必要なことが全て網羅されているか」「見やすいか」に尽きるのです。

何ならこの東京家裁の書式をさらに自分で使いやすいように変えたり,横浜家裁の書式に似せたりして,独自の書式を裁判所に出しています。

今のところ,怒られたことはありません。

だから大丈夫だと思います。


さて。

そんな,親族後見人の方も大喜びな情報を提供した本日のブログの結びですが,630円について語って終わりたいと思います。

分かった。これは振込手数料だ。

どうしてもこれだけ分からなかった。なんだこれは。この630円は何だ。そうか,この日,窓口振込みより現金ATM振込みの方が210円安くなることに気がついて,ここだけなんかそんな感じで振り込んだんだ。

これがずっと分からなかった。

2滴ぐらい泣いた。



(以下余談)

なんか,最近,「弁護士が被後見人のお金を横領!」みたいなニュースが流れたじゃないですか。

不思議に思うんですけど,あれ,なんで今まで明るみに出なかったんですかね。

毎年財産目録出さなかったのかなぁ。

あ,これは確信して言えますが,大多数の弁護士はクソ真面目に後見業務をこなしています。

と言いますのも,弁護士後見事案というのは,家庭裁判所から就任の打診をされて選任,という流れになるんですけど,ここでのポイントは,裁判所から信頼されている弁護士しか打診されないというところです。弁護士が誰でもやっている訳ではなく,きちんと実績と能力を見て打診がなされています。

今は少子高齢化の流れですから,今後後見事件はますます増えるでしょう。

と,言うことは,弁護士供給過多のこのご時世,後見事件はきちんとやらないと次の事件はもう打診は来ないというのはどの弁護士も共通して認識しているところであり,どの弁護士も共通して「あれ?この630円ってなんだ?」と血が逆流して寒気を感じたことがあるということです(推測)。


メモのし忘れには注意しましょう。いや,本当に良かった。




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