2013年8月30日金曜日

常に新しい知識を求めて。

金曜日の夜ですね。渡部です。


お仕事も終わり,飲みに出かけている方も多いのではないでしょうか。

私は先程仕事が一区切りつき,ぼーっと考え事をしていました。


実は最近,悩みという程のものではないのですが,怖いな,と思っていることがあります。

「知識の劣化」です。

若年性痴呆症の話ではないです。確かに私は今朝,朝食にドーナツを食べようとして,昨夜,深夜のおやつで自分が食べたドーナツを結構本気を出して探したりしていますが,そういう話ではないです。

これはどの職業でもそうだと思うんですけど,慣れって怖いんです。

みんな,今の仕事につくために,必死で勉強したり,先輩の真似をしたり,毎日練習をしたり,そうやって努力してきて今現在の自分に辿り着いているはずなんですけど,頑張って辿り着いて,その場所に慣れてしまうと,努力するのを忘れてしまうんですよね。

なんとなく,自分には経験とか知恵とかがついて,もう大丈夫だと心のどこかで思ってしまって,成長することを忘れてしまうと思うんです。

私は今,1人で弁護士をやっていますが,その怖さってすごいあるんです。

もう5年もやっているので,一通りの事件は経験してきたつもりですし,実際今も支障なく仕事ができています。法律相談でも,「ん?なんだっけそれ?」と思うことはなくなっています。

でも,「まだ」5年なんですよね。全部分かっている訳がないんです。

何人かで一緒に仕事をしていて,自分の仕事を「見てくれる」存在がいれば,「ここがおかしいぞ」とか「ここをもうちょっとつめろ」とかアドバイスしてくれるんでしょうけど,なかなか弁護士の場合,特に1人でやっている場合,守秘義務の関係もありますから,それが難しいです。

だから,私は常に,「独りよがりの判断になっていないか」と半ば怯えながら,慎重に事件を進めているつもりです。




司法試験の受験勉強は本当に大変でした。

でも,一つ言えることは,実務の方が受験勉強より100倍大変ということです。

私は法律を「道具」だと思っています。

そして,ロースクールは「道具のことを教えるところ」,司法研修所は「道具の使い方を教えるところ」だと思っています。

では,弁護士として実務に出たら,それは何かと聞かれれば,「道具を実際に使うところ」です。

法律は道具です。言葉は悪いかもしれませんが,あくまで道具です。「法律は助けてくれない」という声を聞くことがありますが,当然です,道具は自ら進んで助けてくれたりしません。

また,道具は使い方が非常に重要です。包丁は,本来,職人さんの手によって生まれ,料理人の手によって食材をさばくのが本来の用途ですが,使い方を間違えれば,人を殺せます。法律も同じです。

弁護士に限らず,この世にある全ての職業は「人のため」にあるものです。それは同時に,使い方を誤れば,人を傷つけてしまうことがあるということです。

だから,常に,研鑽を怠ることなく,その職業を極め続けなければならないと思っています。




弁護士の場合は「知識」です。具体的に言えば「法律の知識」でしょうか。

これは油断するとあっという間に劣化します。

劣化するのはまだ仕方ないとして,一番怖いのが,「劣化していることに気がつかないこと」です。

この辺,下手したら,大型事務所よりも,1人事務所の弁護士の方が恐れている分,研鑽を積んでいるかもしれません。

確かにみんな司法試験という大変な試験を合格している優秀な方かもしれませんが,法律も,世の中の情勢も,あっという間に変化します。

私も,学生時代には,まさか「憲法9条を改正しなくても集団的自衛権行使できるんじゃね?」と言い出す国が出てくるなんて想像もしていませんでした。

(本発言は「表現の自由」バリアーで守られています。)




そんな私の趣味ですが,本屋さんに行くことです。

私が日本で一番好きな本屋さんは「丸善」という本屋さんです。

この丸善さん,東京に本店があるんですけど,「世界で居心地のいい場所ランキング1位」です。学生時代多用していました。

さすがに今はなかなか本店には行けないんですけど,事務所の近くのラゾーナというショッピングセンターの中にも出店されているので,たまにぶらっと寄り,最新版の法律関係の書籍を購入し,最新の知識をアップデートするという作業を怠らないことに定評のある私です。



そんなことを考えていたので,今日も(飲む相手もいないし)丸善に寄ってきました。そう,アップデートのために。

【1品目】




















「法人税法平成25年度版」渡辺淑夫著

法人税法の基本書です。
800ページ弱というかなりのボリュームですが,私は細かいところが気になるタイプなので,薄くて分かりやすい本よりもこういう本を購入しがちです。
6000円(税抜き)という価格に尻込みすることなく,欲しかったので買いました。
ちなみに,税金関係は税理士さんの得意分野で,税理士さんに聞けばいいと思いますし,私もそうしてます。


【2品目】



















「聖☆おにいさん9巻」中村光著

もしイエスとブッダが今の人間界に降り立って普通の生活をしていたら…という常人には思いつかない発想の物語です。
絵を中心に展開される書籍なので読みやすく,さらにキリスト教や仏教の細かい成り立ちなども知ることができ,582円(税抜き)という価格にも関わらず,その読み応えは十分なものがあります。法律は関係ありません。


【3品目】



















「デッドマン・ワンダーランド13巻」片岡人生・近藤一馬

マンガです。




(まとめ)

何が言いたいかというと,目的を持たずに本屋に行くと,散在しちゃうよねって話です。
一応これは買いました。むしろ法人税法の本は本棚に眠るんじゃないかと思っています。

























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