2014年4月12日土曜日

気がついたら自己啓発してた。何故だ。疲れているのか。

しばらく休みがなくなることが確定しました。渡部です。


人間が健全に活動するためには,適度な休息が必要です。なんとしてでも休みを作ろうと決意しました。

今週末は無理くさいので,どっかしらで休みを入れます(断固たる決意)。

現実逃避をするために筆をとりました。

本日は時事ネタもないし,ただの思い出話なので,お時間のある方だけお付き合い下さい。




最近,独立前の事務所から創立10周年パーティーのお誘いを受け,今月お伺いすることになっているんですけど,超楽しみです。

独立して商売敵になったにも関わらず,こうして関わりを持たせて頂ける私は幸せ者だと思っています。

これもひとえに,私の人徳だと思っています(真顔)



さて,そんな厚かましい私ですが,これもあってか,最近通勤の車の中とかで,弁護士に成り立ての頃を思い出します。

私は人生で就職活動らしい就職活動を行ったことが無いので分からないんですけど,よく,「自分の強みは何か」ということを就活生が悩む話を巷の噂で聞きます。

修習生とかも,現在進行形でこの悩みにあたっているんでしょうね。頑張って下さい。

私はよく分からない理由から採用されたため,就活でこの壁に当たったことはないんですけど,弁護士になってからこの壁に当たりました。鮮明に覚えています。



例えば。

私のボスは法律的な「勘」が鋭く,また,自己の業務管理能力に長けた方でした。

私にはそんなもんありませんでした。


例えば。

共同代表は知財を扱える上,物事を理論的に組み立てる能力に長けた方でした。

私は感情的な人間なのでそんなの無理でした。


例えば。

私の兄弁は,仕事に対するバイタリティがものすごい方でした。

私は自分に甘いので,仕事から逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。


例えば。

私の兄弁は,法的調査能力が尋常じゃない方でした。

私はこの方の能力に甘えっぱなしでした。


例えば。

私の兄弁は,状況を把握し,それを客観的に分析する能力に長けている方でした。

私にはそんな能力はないので,この方に話に乗ってもらううちにひらめく,という感じでした。


例えば。

私の弟弁は,地道な努力により,確かな法的知識の積み重ねを繰り返した人間でした。

私はロースクールに入ってから勉強を始めたような人間だったので,ただただ尊敬していました。


例えば。

私の弟弁は,大胆な発想と大胆な行動力を兼ね備えた人間でした。

私は小心者なので,私にはありませんでした。




彼らがこう思っているかは分かりません。

しかし,私はずっとこう思っていました。

そして,時が経てば経つ程,このネガティブな想いは大きくなってきました。小さくなることはありませんでした。今でも,です。



他事務所の弁護士に対しても同様でした。

特に,同期の弁護士の名前を挙げて頂ければ,「そいつは◯◯が優れている」と即答できますが,反面,「それは自分が持っていないものだ」という思いでいっぱいです。


友人に対しても同様です。

私のことを慕ってくれている地元の友人の名前を挙げて頂ければ,30秒以内にその人間の素晴らしさを説明できます。それは反面,私に持っていないものを持っている羨望のあらわれでもあります。





おそらく。

私の長所を他人に挙げてもらった場合,まず間違いなく出て来るのが「明るい」「面白い」といったものでしょう。

ところが困ったことに,実は私は「明るい」人間ではありません。

私はちょっと不思議な家庭環境で育ったせいか,ものすごいネクラな人間です。

幼い頃,生きていくために必要だったのが,「明るい」人間を演じる,という能力でした。

仲の良い方でしたら,私がどれだけネガティブで,どれだけ人見知りで,どれだけ暗いかご存知でしょう。


冗談抜きで,仕事に切羽詰まった時,ボスに,「なんでおれを選んだんですか?」と聞いたことすらあります。

悔しくて泣いたことも一度や二度ではありません。

怒りのあまり壁を殴って手を怪我したこともありますし,コンクリートをボコボコに蹴ってたら革靴を壊したこともあります(これは1足。1回だけ。)。

よく分からないけどチューターとかやらせてもらって,「尊敬してます。」とか言われても,理由が全くわかりません。

会務も含め,お仕事を頂いても,なんでおれ選んでるんだか分かりません。



話をまとめると,なんで弁護士やれてるのか全くわからん。




「ナンバーワンにならなくていい,オンリーワンでいい」という人もいますが,人はそれをナンバーワンと言うのです。




困った。非常に困った。




ということを,現役の弁護士が思っているということを知って下さい修習生の皆さん。




最近,自分が変わったな,と思うのは,まず,このような弱気な発言を人前でできるようになったということです。

そしてもう1つ。

私は「かっこ良くありたい」という欲望が誰よりも強い人間なのだと気がつきました。

「はじめの一歩」の伊達英二VSリカルド・マルチネス戦をご覧下さい。まさにこれです。

だからどーしても他人と比較しちゃうし,見栄はっちゃうし,こんなよく分からないブログを更新するのです。



弁護士になって唯一成長したのは,これを自分の原動力に出来ているな,と俯瞰できていることです。

かっこ良く(モテる)ためなら何を犠牲にしてもいい,絶対にかっこ悪いことはしたくない。

これがたぶん私の軸で,この軸がある限り,もうしばらく弁護士を続けることができるんでしょう。

よし,結構自分の中で整理がついた。



(今日のブログ更新の動機)

修習生のとき,検察庁の偉い人に対して,

「お前は偉そうに能書きたれるが,お前がおれより勝っているのは経験だけだ,あとは全部おれより劣っている,おれがお前ぐらいのキャリアを積めば,お前なんかク◯みたいなもんだ」とキレたのに対して,

偉い人「最近,お前みたいに言い返してくるやつは見ていない!お前は見所があるな!」

と度量の大きな返しを頂いたところ,

「うるせえな,◯すぞ,5年で十分だ,5年でお前を(以下略)」

とあり得ない返しをしたことを今日思い出し,そう言えばもう5年経過してるけど,まだまだ追いつけていないな,と思ったから。



いや,だからと言ってこのブログで謝る気はないけど(まだ根に持っている。)。



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