2014年11月5日水曜日

京都大学とぼくとノリツッコミ

最近話題のニュースを取り上げるブログでおなじみです(予定)。渡部です。


昨日,京都大学でこんなことがありました。
【京大構内に警察官,学生とトラブル 大学「誠に遺憾」|朝日新聞】
http://www.asahi.com/articles/ASGC47347GC4PLZB02K.html
(一部抜粋)
 府警などによると4日午後0時20分ごろ、京都市左京区の吉田キャンパスに府警警備2課の男性警察官がいることに学生が気づいた。杉万副学長によると、午後1時ごろに職員からの連絡で駆けつけたところ、警察官は20~30人の学生とともに教室内にいた。学外に出たのは午後4時10分ごろという。
 現場にいた学生によると当時、学生らはビラ配りをしていた。府警によると同課は極左過激派などの取り締まりを担当している。
 府警はこの騒ぎで警備などのため警察官約100人を配置。周囲は警察車両などが並び、一時騒然とした。府警は「京大で警察官と学生のトラブルがあったことは事実。詳細について確認中」と発表した。

【京大学内に警官が無断侵入 学生が抗議|中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014110490235220.html
(一部抜粋)
 杉万副学長は「私が見ていたときは学生に暴力行為はなかった。最初に教室に連れて行った際に何があったかはこれから調査する」と説明。府警は「なぜ警察官が学内に入ったかは言えない。学生の行動に事件性があるかどうかは今後検討する」としている。



①「東大ポポロ事件」にも言及するニュースが流れる。

現行憲法上,「大学の自治」については,明文の規定がありません。
但し,学問の自由(憲法23条)と大学の自治は密接に関連しているので,大学の自治が憲法上認めらえている,という判断を最高裁がしました。
その事件が,「東大ポポロ事件」です。
詳細を知りたい方はGoogle先生に聞いてみてください。

昨日事件が起こったばかりなので,詳細は全く分かりません。

上記報道や,ネット上の情報だと,どうやら「学生活動を見に来た警察官,いわゆる公安が学生に見つかって囲まれた」というもののようです。


②ブログ主は本件の解説をする気はない模様。

仮にこの警察官(京都府警)が大学の自治を侵害しようとしていたのであるならば,それは由々しき事態です。
京都大学が「事前通告なしに警察官が立ち入ることは誠に遺憾」とコメントするのももっともです。

しかし,一つ問題がありまして,ここで東大ポポロ事件等との関連性を述べる為には,ブログ主がもう一度書籍に当たる必要があります。

嫌です,このブログは息抜きなんです。

しかも他の方がいっぱい解説ブログやらTwitterやら流しています。そっち見た方がいいと思います。


③じゃあなんでブログ更新しようとしたんだという話。

ただ,私,一つこの件に関して思うことがありまして,ただ,誰もそれに触れてないし,ひょっとしたら当たり前のこと過ぎて私がアホなだけなのかもしれないんですけど,不安で不安でどうしようもないことがあるんです。

あれ?ここに引っかかっているのぼくだけなのかな?おかしいな,Google先生にも聞いてみたんだけど解説ページとかヒットしないな,検索のワードがおかしいのかな,あれやっぱり引っかからないな,という紆余曲折を経まして,このブログを更新するに至ったのです。


④勿体つけないで早く本題に入れ。

現段階では,情報が錯綜しており,各報道機関の発表を見ても,微妙に踏み込んだ表現をしているところから,控えめな表現をしているところもあり,事実関係の詳細までは分かりません。

そこで,思い切って,「これらの報道が事実であるという仮定」の上でお話しします。

で,ぼくが気になっていることなんですけど。





なんでこの公安,簡単に見つかってんだ。




びっくりしたわ。だって,観察対象(京都大学)の中に潜入するんでしょ?「私服警官」という報道もあるとおり,あれでしょ?見つからないようには気をつけてたんでしょ?なんで見つかったの?あれなの?このデジタル化が進んでいる昨今,普通に写ルンですとかで撮影してたの?それとも異様に老け顔だったの?なんでなの?なんで簡単に看破されちゃったの?

これはご意見あると思いますが,ぼくは「公安」という組織は必要だと思っています。この世で「情報」ほど重要なものはなく,それを入手するための特殊部隊的なものは,持っておいて損はないと思っています(但し入手方法は適切なものとする。)。

京大に潜入した方法が適切なものかどうかはひとまずおいておきますが,公安ってバレたらダメでしょ。不安になる。自分の国の警察機構に対して不安になる。

いや待て。ミッションにあたる際には最悪の事態を想定しなければならない。万が一観察対象に身分がバレた際,どうやって切り抜けるかが重要だ。失敗に備えることが重要なんだ。



実際の対処方法=警警察官100名を京大の前に配置




何考えてんだ京都府警は。




なんだこのプライベートライアン的な発想は。こんなことやったら,あからさまに「京都府警全体で監視してました(てへぺろ☆)」って宣言してるようなもんじゃないか。お前ら,普通の小競り合いとかのトラブルの通報で100名警察官配置すんのか。リカバリーが下手くそすぎるだろう。

いや待て,ひょっとしたら京都大学の学生たちがヒートアップしているという通報内容だったのかもしれない。そうだ,この私服警官は,おそらく「職務ではなくプライベートでキャンパスをブラブラしてました☆」みたいな弁解をするだろう。実際にそういうようなことを言った言わないの報道もある。そうだ。あくまでこの人員配置は,プライベート中に囲まれた仲間を助けるための人員配置なんだ。そう言い逃れするしかない。これは行ける。限りなく黒に近いグレーだ!

あれ?

【京大生が警察官を取り囲む…キャンパス周辺は物々しい空気に|ライブドアニュース】
http://news.livedoor.com/article/detail/9433147/
(一部抜粋)
府警が公務執行妨害容疑なども視野に詳しい状況を調べている。

公務執行妨害罪(刑法95条)
公務員が職務を執行するに当たり,これに対して暴行又は脅迫を加えた者は,3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。(第2項省略)






「職務執行に際して」京都大学に入ったって言っちゃった!





☆説明しよう!☆
公務執行妨害罪の「職務を執行するに当たり」とは,現に職務を執行する場合というよりは広く,「職務執行を開始しようとしたとき」から「職務を終えた時点」という広い範囲(「職務執行に際して」と一般的に表現される。)を捉えているとされる。休憩中,待機中,職務開始場所へ赴く場合などについては,職務の性質を実質的に判断して当該職務と問題行為との一体的関係性を検討し,「職務を執行するに当たり」に該当するかを判断するのが最高裁の考え方である!

ざっくり言えば,「職務中っぽい」って京都府警が言いました。

特に今回の警察官は極左過激派を担当する部署にいるらしく(府警が発表したみたい。),うん,まぁ,そうすると京都府警は非常に正直で良いと思うんですけど,うん,えーと,こんな微妙な気持ちになったのは久しぶりなんだけど,これがぼくの住む神奈川県警だったら非常に守ってもらえるのか不安になる組織力です。





これは困った。今の日本の公安の力ってっこんなもんなのか。ぼくがいつも読んでいるミステリー小説では公安ってもっと強くてカッコイイんだけど,ぼくが今まで読んだ公安関係の小説で,機動隊100名を動員したっていう話は読んだことない。どうしよう,本当に日本は大丈夫なのか。人手不足なんじゃないか。もう少し,システムの面で,情報戦に長ける必要があるんじゃないのか…。







そうか!だから特定秘密保護法が必要なんだ!







そんなわけあるか。


(今日の一言)
ノリツッコミにする予定はなかった。

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